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2005年 イベント&トピックス

第2回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品

全国連合小学校長会会長賞 

「半分こしようよ、笑顔も元気も!」
市原 絵理  板橋区立常盤台小学校5年  (東京都)

「食べ物で遊ぶんじゃありません!」
とこれは小さい時からの母の口癖だ。好き嫌いをしたり、残った食べ物をぽいっと捨てたりすると矢のように母の言葉が飛んできた。食べられることのありがたさ、選べることの贅沢さを十歳を過ぎてやっと分かってきた気がする。

世界の人口が今の倍になってもこの地球はちゃんと養ってくれるだけのものをもっているということを知ったのはつい最近のこと。でもなぜ、それだけ地球に力があるのに、八億もの人が栄養不足で食べられないでいるのだろう。誰かがどこかに隠しているのだろうか。自分が餓えないために。

だけどそう思いながら、私は自分のたべているものを考えた。
「おなかすいた!」
と一言叫べば、必ず何か食べられる。あったかいご飯におかずもいろいろ、甘いお菓子や果物だって、もちろん冷たい水だって。お変わりだってできてしまう。その上ご飯は炊き立てがいいなんて文句を言ったり、なんて贅沢!なんてわがまま!

日本はいろいろな国の料理を食べられる、中華料理からフランス料理、スペイン料理だってロシア料理だって。そしていつも思ってた。世界の人は毎日こんないろんな料理を食べてるんだって。すごいなって。だけどそれは間違いでほとんどの人はそんな料理を食べてはいない。食べるということすら満足にできていないんだ。食べられることなんて当たり前で何を食べるかばかり気にしてきた私は恥ずかしい、なんという大きな勘違いだろう。

国連もさまざまな運動をしながら世界の飢餓と戦っているけれど、大きな勘違いに気づいた私は何をすればいいのだろう。ただ募金をすればいいのだろうか。

笑顔が笑顔を育てるんだよってよく母が言う。元気な笑顔は伝染するんだって。それならおなか一杯の満足な顔も同じように伝染すればいいのに。大きな波になって地球をぐるりと一回り。

そうだよ、「半分こ」があるじゃない。私は弟と何でも半分こしてきた。食べることだけじゃなくて楽しいことも悲しいこともみんな半分こ。半分こすると楽しいことは小さくなっちゃうのかっていうとこれが違うんだ。笑うのだって一人じゃなくて二人のほうがもっと笑える。私は思う。貯金箱を世界のみんなと半分こするのはやさしいことだけど、もっとみんなが笑顔になれるよう、元気になれるよう、生まれてきたこと喜べるよう、半分この波を伝えていきたい。いつか地球が笑ってくれるように。

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