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2005年 イベント&トピックス

第2回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品

WFP賞

「飢餓の現状」
久郷 優  大阪星光学院中学校2年  (大阪府)

私たちが住んでいるこの地球上に八億三千万人以上の飢餓で苦しむ人々がいる。そして、飢餓が原因で五秒に一人の子供が死んでいる。なぜ、こんなに飢餓で苦しんでいる人が多くいるのだろう。

私は今まで飢餓についてなど考えたことがなかった。好きな物を食べ、嫌いな物は残して捨てていた。こうしている間にも地球上のどこかでお腹を空かせて死んでいく小さな命があることを考えたこともなかった。

世界には食糧が足りなくて困っている国がある一方、食糧があり余っていて大量に捨てている国がある。とても矛盾していると思わないか。食糧があり余っている国は、余った食糧を捨てたりせずに、困っている国にあげればいいではないか。今回初めて知ったWFPは、そんな食糧援助の仕事をしている。

食糧不足には三つの原因がある。一つ目は戦争や内乱による人間が作り出したもの。二つ目は地震や洪水などの自然災害によるもの。三つ目は貧困が広がり農業生産率が低いことによるものである。

貧困による食糧不足は、ただ単に食糧援助するだけでは一時しのぎにすぎない。貧困から抜け出さなくてはいけないと思う。そのためには教育を受けて、自立のための技術を習得し、栄養失調からくる病気の治療と、栄養失調にならないための食糧援助が必要なのではないだろうか。

しかし、現在このための食糧援助が不足してきている。戦争や内乱、自然災害への食糧援助を緊急で行っているからだ。戦争や内乱、自然災害はすぐに大きく世界中に報道され、援助した成果がすぐに目に見える。確かに緊急を要するが、そちらにばかり偏ってはならないと思う。貧困や病気への援助は、なかなか目に見えて成果は現れない。しかし、これを解決していかなければ、地球上から飢餓で苦しむ人々はいなくならないと思う。

戦争は人間が私利私欲によって起こすむなしい行為だ。最近の自然災害も人間による環境破壊によって数が増えているのではないだろうか。人間が人間を追いつめているように思える。

今回私は、一本のジュース、一つのアイスクリームを我慢して募金すれば、世界のどこかで人が救われることを知った。どんなに豊かな国の人であっても、世界中の人々が飢餓について考え、力を合わせて対策していかなくてはならない。一人一人が自分に何ができるのかを考えてほしい。

そして一日でも早く、飢餓で苦しむ人々がいない地球(世界)になるように私も考え、努力し続けていきたい。

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