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ホームイベント&トピックス>作文コンクール 入賞作品

2005年 イベント&トピックス

第2回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品

佳作

テレビの中の現実
平岡 祥吾  加古川市立東神吉小学校5年  (兵庫県)

テレビの中に僕とおない年くらいの女の子が働いていた。女の子は、ゴミの中から使えそうなものをさがしそれを売ってお金をもらっていた。そのお金で病気のお母さんを病院でみてもらったり小さな兄弟にごはんを食べさせたりするためだった。

ゴミの中に文字のかかれたぼろぼろの本があった。女の子は働かないといけないので学校に行くことができない。だから、勉強がしたいとそれを教科書がわりにもっていた。仕事を終えて家の手伝いが終わり、みんなが眠る頃、やっと彼女の時間ができた。

ぼくは胸が熱くなった。まばたきもしなかった。いや、できなかった。すればポロポロと涙が落ちてしまいテレビの中にある現実をみることができなくなってしまうからだ。

ぼくは、雨風も防げる屋根の下で暮らしているし 学校に通い学び友だちと遊べる。病気になれば病院にいって治してもらえる。あたりまえのように生活し、時にはおなかいっぱいで食べられないとか しんどいから学校休みたいとか当然のようにわがままばかり主張していた。あの女の子たちの声は、誰が聞いてあげるのだろう。

世界一の死亡原因が飢えと栄養不足だ。そして毎日約二万五千人が亡くなっている。飢餓が起こる原因は、地震や台風などの自然災害と領土や貿易・宗教や民族など同じ人間どうしがおこす人為的災害がある。世界の飢餓状況を表す地図ハンガーマップには、ぼくの住んでいる日本は 一番飢餓が少ない緑色をしていた。ぼくは日本に生まれることができてよかったと内心ほっとしたような気持ちになった。でも、それはまちがいだ。食糧がたくさんあまってしまい、作りすぎないように制限をしている日本でも、ゼロじゃないのだ。生活が苦しくて自殺したり、動くちからもなくなって親子で餓死したりしているニュースもあった。僕たちがこんな事実を知る方法は、テレビとか新聞がほとんどだが、これは、ほんの一部なのかもしれない。誰にも気づかれないところで、あの女の子のようにいつかおなかいっぱい食べてみたい、いつか学校にいっていっぱい勉強したいと願っている子供たちがいっぱいいるのではないかと僕は思った。今、こうしている間にも世界のどこかで宗教の問題や実権の握り合いとかでもめている国がある。人間は、争いや飢餓を起こす原因を生む生き物だけど、なくすことのできる生き物でもある。ひとりひとりが相手のことを思いやる気持ちをもって、考え、行動していくと少しずつ平和な世界をつくっていけると思う。たったひとつの地球の中に、みんな一緒にくらしている仲間なのに、そしてそれができたときには、あのハンガーマップがなくなっていればいいと僕は、心のそこから願った。

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