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ホームイベント&トピックス>作文コンクール 入賞作品

2005年 イベント&トピックス

第2回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品

佳作

乗り越える力
藤田 憧子  青山学院初等部5年  (東京都)

二〇〇四年、十二月二十六日(現地時間)、スマトラ島沖で大きな地震が発生した。その結果、津波が起こり、人も家も、多くのものが流された。この被害の大きさや犠牲者の多さは、テレビのニュースや新聞で沢山伝えられた。私の学校でも献金を集め、被災地の方々のために送られた。けれど、その被害を修復するには莫大な費用がかかり、亡くなった方々はもう戻ってこない。

そして今、もうそのニュースをテレビでも、新聞でも見かけなくなった。しばらくの間、大きな話題となっていたけれど、ぷつりと終わってしまった。でも、被災地では未だに困っている人が数多くいる。

家族を失っていたり、食べ物や飲み物、住む家が無くて苦しんでいる人がいる。飢餓で命を落としていく人達だっている現状を、多くの人に知ってもらいたい。地震や津波が去っても、見えない津波に襲われている人がいるのだ。

話は変わるが、学校で英語の時間に「ほんのちょっと変えてみよう」というビデオを見た。色々な国の、色々な子供達が映っていた。しかし、私とは違う子供達だった。兵隊に自分の国を追い出されたり、働かされていたり、学校に行きたいけれど行けない子供達。子供の権利を無視され、おもちゃなんか持っていない子供達。そんな難民の子供達を見て、同じ子供で、同じ地球いるのにこんなにも違う生活があるのかと驚いた。

私達には水もあるし、食べ物だって残すほどある。けれども、いつもおなかをすかせている子供がいるという事を忘れてはならないと思った。

『世界がもし百人の村だったら』という本を知っているであろうか。日本で話題になった、有名な本である。その中には、世界を百人に縮小し、例えば「七十五人は食べ物の蓄えがあり、雨露をしのぐところがあります。でも、あとの二十五人はそうではありません。」この本を読み世界に様々な人がいる事を知った。

スマトラ沖大地震を通し、様々な事に目を向けられた。ここで、今も地球のどこかで苦しんでいる人のために、私達に何が出来るかを考えたい。そんなに大それた事は出来ないけれど、こんな事なら出来ると思う。
・自分のお金の中から、少しでも献金をする。
・困っている人達のために、祈る。
・食事を残さず、無だにしない。
このような小さな事から始め、皆がそうしていけば、やがて大きな力になると思う。でも先ずは、苦しんだり困ったり、飢えている人がいるという事を深く知り、意識する事が大事だ。国も、一時的な支援はいいけれど、もっと見続けていくべきだと思う。地震は自然災害だからどうする事も出来ないけれど、私達が少しずつ変わったら、見えない津波を乗り越えて行けるんじゃないのかな。

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