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2005年 イベント&トピックス

第2回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品

佳作

感謝する気持ち
木本 貴士  関西学院中学部1年  (兵庫県)

「おなかがすいたー。」
僕は学校から帰ると、いつもこう言う。そして台所に行くと、そこにはご飯があったり、パンがあったり、おやつがあったりするのだ。何も食べる物がないということは絶対にない。おなかがすいたと思えば、何でもすぐ手に入れることができる。家の中にも、お店等にも、食べ物があるのはあたりまえのことのように思っている。

しかし、世界に目を向けてみると、そういう状態があたりまえではない国々がたくさんある。毎日二万五千人もの人々が、食べる物がないことが原因で死んでいくのだそうだ。飢餓の問題が深刻であるということは知っていたが、正直に言って、そんなに多いとは思ってもみなかった。しかも、その大半が子供であるという。「かわいそう」ではすまされない現実がそこにあった。いったいどうすればいいのだろうか。

日本の家庭、外食等の食べ残しはどれくらいあるのだろうかと思い、調べてみた。すると、なんと一年間に七百万トンにもなるらしい。そのすべてが廃棄されないにしても、想像もできない量である。それだけの無駄に捨てられている食べ物と同じ量の食べ物を、困っている人に送ることができたら、何人の命を救えるのかと思うと、僕たちは本当にもったいないことをしていると、とても悲しく思った。

その「もったいない」という言葉は、今や世界中から注目を集めている。そういう概念を持った言葉は、他の言語にはないということには驚いた。辞書を調べてみると、「もったいない」という言葉には大きくわけて二つある。一つは「捨てるのが惜しい」という意味である。そしてもう一つは「ありがたい」という意味があるのだ。つまり、「もったいない」という言葉を見直そうということは、「ありがたい」という気持ちを大切にすること、それは「感謝する」ということを忘れないようにすることなのだと思った。あたりまえのように思っている事に感謝する気持ちを持たなければならないと思った。

一人一人では小さな力で、何もできないかもしれないが、感謝する心を持ち、力を合わせることができれば、それは大きな力になり、大切な命を救うことにつながるのだと思う。もし、僕の小さな力が役に立つことができれば、それは素晴らしいことだと思う。僕にでもできることは何なのかということをしっかり考えて行動していこうと思った。

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