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2005年 イベント&トピックス

第2回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品

佳作

日本と飢餓
松岡 由樹  松戸市立旭町中学校3年  (千葉県)

--現在の地球では「二秒に一人」という速さで飢えによって人間が死んでいく--

飢餓という問題の存在を何となくは知っていて、それが今深刻だということも知っているつもりだったけど、この事実を知ったとき、今までどれだけ飢餓を軽く見ていたかに気づきました。

生まれてからずっと日本に住んでいる私は、何日間も何も食べられなかったことなど一度もありません。なぜなら、日本には食べ物を確保できるお店がたくさんあるし、その食べ物を買うお金もあるからです。きっと「日本は飢餓とはまったく無縁」といっても過言ではないでしょう。

考えてみれば、私達にとって満足に食べることはいたって普通なことだし、それを残すことさえも簡単にできることです。「もうお腹がいっぱいだから」「口に合わないから」など理由は何にしろ、私もこれまでに多くの食べ物を捨ててきました。調べてみると日本人は一人当たり一日約一五九グラムの食べ物を残しているそうです。これから考えると、十五歳の私は今までに約八六〇キロもの食べ物を残したことになります。まさかこんなに莫大な数字が出てくるなんて全く思っていなかったので本当に衝撃的でした。もしも日本を初め、先進国でこのように捨てられていく分の食べ物が飢餓に苦しむ国へ行き渡ったなら、きっとほとんどの命が救われるでしょう。

これまで飢餓なんて一度も体験したことがないし、その問題に直面している現地へ訪れて自分の目でその様子を見たわけでもないのに、飢餓の大変さがわかったようにいうのは間違っているような気がします。しかし同じ地球のどこかで、二十四時間命の危機と隣合わせの過酷な生活を送っている人がいることも、私たちが命の危機など考えず生活している間に、私たちの知らない場所で次々と命が消えていくことも、文章からだけでもわかる事実なのです。私はこのことを知って、飢餓の問題を解決するために何ができるのか、何をすべきなのか考えました。

世界各国に不平等に行き渡った食糧を、地球に住むみんなが充分に食べて生きていけるように平等に行き渡らせることは、個人ではもちろん、国を挙げてもたやすいことではありません。そこで私たちができる一番身近なことは、募金だと思いました。一口に募金といっても、店頭・街頭・電話など、様々な形があります。他にも、品物の値段の一部が寄付されるという形もあります。店頭の募金箱への募金はしにくいと思う人でも、これなら簡単にできるのではないでしょうか。しかしそれ以上に必要なのは、多くの人が飢餓を知ることだと思います。そのために身近な人へこのことを伝えていきたいです。伝えることはとても小さなことだけど、それが飢餓の問題を解決する大きな一歩になると思います。

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