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2005年 イベント&トピックス

第2回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品

佳作

大きな心を持って
原田 杏奈   東京純心女子中学校1年  (東京都)

飢餓…ついこの間まで、私はこの言葉が遠い存在だった。というのも、私の周りには余るほど食べ物があるし、食べ物がなくて困った事は一度もないからだ。けれど、ある時をきっかけに私の想像は一変した。それはある子供の写真を見たことである。その子はまだ二、三才であるにもかかわらず、今にも骨が皮ふからつき出そうなほどやせていて、道ばたにたおれこんでいた。その後ろには子供が力つきるのを待つハゲタカがいる。
(こんなことがあっていいのだろうか。)
そう思うほど、悲惨な状景だった。昔の私は
(飢餓ってつらいだろうな。)
ぐらいしか考えていなかったけれど、本当の苦しさは私が想像もできないものだという事をその時、知ったのだった。

この機に、飢餓について考えてみることにした。

私は国連の機関が飢餓問題にとりくんでいる事は知っていたのだが、知れば知るほど実に色々な援助活動をしていることが分かった。食糧援助はもちろんのこと、資金を援助したり、飢餓の国が自分達で食糧を自給できるよう援助したり……。でも、飢餓はなくなっていない。そう考えると、やっぱり飢餓の国の政府が食糧自給率を上げたりしてこの問題を真剣にとりくむ事、そして先進国はむだな食糧消費をやめ、飢餓の国を力強くバックアップする事が大切なんだなぁと思う。そのためには戦争・内戦など、解決の妨げになっているものをなくし、国民がもっとかしこくならなきゃいけない。こう考えると教育がどんなに大切か、よく分かった。

日本を含める一部の先進国は、自分の立場を優先しすぎなところがあると思う。だから自分達の食べ物作りではなく、先進国に買ってもらう食べられない物作りを優先し、体も心も飢餓で苦しむ農民がいても、自国の輸入を先にしてしまう。飢餓の国を苦しめているのは干魃・内戦・政治などと共に自分達でもあるという事を自覚し、少しでも改善していければいいなと思う。

この飢餓問題で私が学んだのは飢餓を解決するには開発途上国だけが努力すればいいという事でもなく、かといって先進国だけというわけでもない。両方が努力してこそ光が見えてくるものなんだという事と、決して飢餓は自分と関係ないものではないという事だ。

私は毎日、気の済むまでご飯を食べることができる。けれど世界のどこかでは、その日の食事を食べることすらままならない人、毎日が命のがけっぷちにいる人がたくさんいる。このことを心にとめ、私もできるだけ食べ物をむだに捨てないようにしようと思う。

"小さなことを、大きな心をもって行いましょう。"
マザー・テレサの言葉だ。

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