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2005年 イベント&トピックス

第2回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品

佳作

残飯ゼロ活動を通して
鬼頭 沙友子  岡崎市立竜海中学校3年  (愛知県)

わたしの通う竜海中学校では給食の残飯ゼロ活動をしている。クラスに割り当てられた量の給食を残さず食べきり、容器を空にして給食センターに返却する。一日、二日ならともかく継続するとなると大変だ。欠席の人の分や少食の人の分はおかわりできる人がカバーして完食する。給食は本来、学年の消費量に合わせて設定されていて、皆が普通に食べていれば残飯はでないはずだ。わたしは小学校六年の時、クラスで給食の残飯を利用したコンポスト活動をした経験があり、その合理性に驚いた。それでも果物の皮や多少の残飯は出る。卒業前の記念に学級園に埋めて肥料にした。初めは古くさい価値観を押しつけられているようで嫌だったが、先生方に一つのことをクラス全員で取り組むことで団結力が生まれるし、世界には今、話している間にも飢えで死んでいく子もいるんだからと説得されて続いてきた。今では友達と競ったり、お互いカバーし合う楽しさを感じるまでに定着してきた。

そんなある日わたしはある記事を目にした。食料全体の六割を輸入に頼るこの日本で、外食産業のロス率が高く、中でも結婚披露宴でのロス率が二十三、九%にのぼるという。見栄を張る日本の体質が必要以上の量を揃え、高級食料をも廃棄する結果を招いているそうだ。ドイツなどの先進国では食品をリサイクルするシステムも確立しているそうだが、日本では再利用にコストがかかりすぎて廃棄した方が安くあがるため、再利用するに至らない。必要な分を計画的に用意すれば解消できることもあるだろうに先進国として恥ずかしいと思った。自給自足がかなう国ならばともかく、輸入に依存する国で食糧をだぶつかせ廃棄するとはなんともったいないことだろう。世界のどこかで三、四秒に一人、一日に二万五千人が飢えに関する病で亡くなっている現実。わたし達には想像し難く実感を持ちづらいが同じ地球に住む人間として豊かな国はその格差をなくす援助をすべきだと思う。

わたし達は食物連鎖の上に生きている。様々な野菜や動物の命を食事という形で体に取り込んでいる。また料理には多くの人の手間がかかっている。好き嫌いをせず感謝して最後まで食べなさいと祖母は昔よく言っていたが、最近はアレルギーを持つ人も増えたこともあってあまり聞かれなくなったように思う。わたし達は食を軽く考えすぎだろう。様々な食料がいつでも手に入る。冷蔵庫を開ければ何でも飲めて食べられるのが当り前。その当り前に甘えて食の喜び、食への感謝を忘れてはいないだろうか。食べることは生きるエネルギーだ。悲しい時は食べることで心が暖かくなる気がする。食べる時は誰でも笑顔がこぼれる。残飯ゼロ活動はささやかではあるが、一回の食事が命を繋ぐ糧になる人々に思いをはせ、ありがたいという思いを持って続けていこうと思う。よく食べてよく働き、社会に貢献できる人に将来なりたいと考えている。

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