2006年 イベント&トピックス
第3回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品
全国都道府県教育委員会連合会会長賞 小学生部門
「平和な国を求めて」
神奈川県 カリタス小学校 5年 黒川 茉莉(くろかわ まり)
平和な物のあふれている時代の日本に生まれてきた私達にとって、世界の各地で起こっている「飢餓」という状況を理解することはとても難しいことだと思います。欲しいものがあれば、すぐお店に行って手に入り、食べたいものがあれば、注文すればすぐに出てくるといった具合です。
しかし、現実には世界各国で人々は飢えと栄養不足によって、大人も子供も命を失っています。こうしている間にも、人々は食べるものがなく、さまよっているのです。
では、実際に私達の生活に照らし合わせて「飢餓」ということを考えたいと思います。
私達は生まれた時から衛生状態のよい環境のもとで育ってきました。いくら考えても、「飢餓」とは結びつきません。そこで、次の二つの方法でより理解できるように考えました。
一つ目は、戦時中をくぐってきた祖母に話を聞きに行きました。戦争中は、都会に住んでいる者達は、皆食糧は配給制で、好きな物など勝手に調達できなかったそうです。白いお米などはなく、「すいとん」といったものを食べたり、本当に悲惨な時は、イモのつるまでおみそ汁にして食べた時代だったそうです。当然、幼い子供達は栄養失調になり、それから病気になって、死んでいったようです。
二つ目は、データーによって現状を知ろうと思い、インターネットや本で調べてみました。毎日5秒に一人は餓死し、その75パーセントは子供であること。毎日1万1,000人の人が餓死していること。「飢餓」の原因が干ばつ、洪水などの自然災害や紛争・エイズなどの人災であることなどです。
この二つの事から考えると、まず、国自体が平和でなければ、食物を育てることができず、又、それを動かす、きちんとした指導者や方針がなければ、人々は「飢餓」という問題を考えることなくして生きていくことができないと思います。
今、多くの「飢餓」に苦しんでいる人々は主にアフリカや中央アジアに集中しています。そういう国では、無政府状態だったり、気候によっては、作物を育てる土地がやせていたりしています。そのために人々は他の豊かな国からの援助ばかりをあてにしています。しかし、それでは援助がなくなれば、それで終わりです。では、この状況をどう改善すればよいのか。まず食糧援助によって健康な大人や子供にし、技術援助により色々な農業、工業を学ばせ、そしてその中から国の中に良き指導者を育て、人々が自立できるように導くようにしていけばよいと思います。そうすることによって、平和な国家をつくり上げることができ、この世界から「飢餓」という状況がなくなるように思います。
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