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2006年 イベント&トピックス

第3回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品

全国連合小学校長会会長賞 小学生部門

「子どもの飢え」をなくしたい
東京都武蔵野市立大野田(おおのでん)小学校 6年 西川 Celeste 櫻(にしかわ セレスト さくら)

 私は、給食が大好きでいつもおかわりします。残飯の多い日があると「もったいない!」とため息が出ます。とれ過ぎたキャベツや余った牛乳を処分しているニュースを見ると、複雑な気持ちになります。でも食糧不足だからといって遠くの国に、残飯は言うまでもなく生野菜や牛乳を送るわけにはいきません。

 世界には、食べ物がなく栄養不足で死んでいく人が1日2万5,000人もいる。5秒に一人の子どもが飢えやそれに関係する原因で亡くなっている-そのことを知って、私は信じられない気持ちでした。私たちがポテトチップスを食べている間に、いったい何人の子どもがお腹をすかせたまま息を引き取っていくのでしょう?何とかしなくちゃ!

 「飢え」をなくすため、必要な食べ物を行き渡らせるには、三つの方法があります。

 一つは、直接に食糧を届ける方法。地震などの災害にあった地域には緊急物資が輸送されていますが、難民キャンプや貧困のため長い間食糧不足が続く地域にも、定期的に食糧を届けなければなりません。
 
 この方法の一つの案として、免税品店のように、空港内にWFPブースを作ったらどうでしょう。そこで、実際に送られる食糧や現地の給食の見本などを展示し、現地の子どもたちが食糧と交換できる配給券を(募金のかわりに)購入してもらうのです。「この配給券一つづりで○○地域の子どもたち○人分○食分です。」と表示します。場所は空港でなくてもよいかもしれませんが、海外に関心のある人が大勢集まるところがいいと思います。

 この直接届けるためのもうひとつの案は、「ベルマーク運動」のように企業に協力してもらうことです。例えば「スプーンマーク」のようなシールを製品につけ、それを集めればWFPに食糧や輸送費が寄付される仕組みをつくります。また、容器の回収でもマークがカウントされたら、リサイクルの推進にもつながります。

 二つめの方法は、現地での食物の生産を援助することです。この方法にはまず水が絶対に必要ですから、井戸を掘ったり貯水の技術と共に、農業や工業の技術を伝えます。もう実施されている事業ですが、もっと多くの人に協力してもらうために、ニートの人達からも募集してみたらどうでしょう?

 三つめの方法は、世界全体での食糧供給の片寄りやむだ遣いをなくしていくことです。まず、食糧の自給率が低く輸入大国である日本が一番努力をしなくてはなりません。私たちの家庭やレストランで食べ物をむだにしない工夫をすることはもちろん、食品を加工する会社も、捨てる部分の再利用をもう一度考えてくれたら、と思います。

 私の夢は、「給食大使」になって、途上国だけでなく先進国にも給食を広め、地球の食糧のバランスがとれるよう努めることです。

  *10月16日に掲載した西川さんの作品中、文章に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。(10月19日)

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