2006年 イベント&トピックス
第3回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品
文部科学大臣奨励賞 中学生部門
今、私に出来ること
東京都 日本大学豊山女子中学校 3年 山﨑 桜子(やまざき さくらこ)
世界では、約4、5秒に一人が飢餓で亡くなっています。しかも、そのほとんどがまだ幼い子供だそうです。近年、発展途上国での飢餓が深刻化しています。飢餓を防ぐために、私達には何ができるのでしょうか。
飢餓の第一の原因は、紛争や戦争にあります。しかし、中学生である私達には、よその国でおこる戦争を止めることは難しいことです。では、私達にできる身近な手立てはないのでしょうか。
飢餓の別の原因としては、森林の減少があります。森林は何故減少しているのでしょうか。ハンバーガーの材料となる牛肉のコストを安く得るために、発展途上国で放牧地を得て牛を飼おうと、たくさんの森林が伐採されているのです。森林の伐採を食い止めるためにハンバーガーを今後一切食べないというのは無理があります。では、他の手立てはどうでしょうか。アフリカでは先進国による商業伐採、つまり木材や紙などを作るために木が伐採されています。紙は、子供から大人まで、様々な目的で使われています。今、私が書いている紙も、飢餓で苦しむ発展途上国の木から作られている可能性も充分にあるのです。しかし、紙を使わないわけにはいきません。では、紙を大切にする努力をしてはどうでしょうか。その方法として、リサイクルの推進があります。読み終えた新聞や雑誌を古紙回収に出したり、ノートを購入するときは、再生紙かどうかをチェックする。また、片面印刷の広告の裏をお絵描きや、メモ、計算用紙に使うのも良いと思います。一人一人がこうした身近な小さな事を積み重ねていけば、森林伐採の拡大を少しでも防げると思います。
これらのことに着手するためにまず必要なことは、“知る”ことです。世界の飢餓問題について知らなければ、これらの行動を起こそうとは思えません。実際、私もこの作文に取り組むまでは多くを知らず、何か行動しなくてはという気持ちは全くと言っていいほどありませんでした。こういった飢餓に関する作文を書くことも、飢餓について知り、考えるための良い機会になると思います。自分から飢餓に目を向け、知り、考える機会を一度でいいから作ることが必要です。
自分と同世代の子が苦しんでいることを他人事ではなく自分に近づけて考え、今自分にできることを考え、実行することの大切さを強く感じます。私は、大人になったら、次の世代を担う子供達へもこのことを伝えていきたいと思います。こうした地道な取り組みが飢餓問題を無くす第一歩だと私は思います。
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