2006年 イベント&トピックス
第3回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品
全国都道府県教育委員会連合会会長賞 中学生部門
「子どもの飢え」をなくそう!私のアイデア
東京都 千代田区立九段中等教育学校 3年 佐々木 尊正(ささき たかまさ)
私が現在暮らしている、この日本の中の東京という街は、全てが便利でなんでもそろっている大都市です。例えば、普通の時間帯に営業している商店街の昔ながらのお店の他に、日用雑貨や食料その他の商品を数多く店頭に陳列してあるスーパーやデパートなどもあります。
そのスーパーやデパートなどが閉店しても、24時間営業のコンビニエンスストアもそこかしこにあるわけですから、私は本当に物質的な不自由さを感じた経験もなく毎日を過ごしています。だからこそ、時折、飢餓のために飲むミルクがなくてそのまま亡くなってしまったという海外の小さな赤ちゃんの記事を目にすると、とても驚くとともに憤りを感じてしまうのです。
飲むミルクがなくて赤ちゃんがそのまま亡くなってしまう事など、私の住んでいる東京の街では身近に起こりえない話です。私は最初、ミルクがなくて赤ちゃんがお腹をすかせているのならば、なぜ周囲の大人がすぐに最寄りのお店でミルクを買ってきてやらないのだろうかなどと、他人事のように思い、そこではっと発展途上国の窮状を知ろうとしなかった自分に気が付いて、がく然としたのです。それ位、とてもやせ細ってぐったりしている赤ちゃんが訴えかけるような瞳でこちらを見つめている写真は、衝撃的でした。
このような写真や記事を読んで認識を改めた後、すぐに思ったのは、なんとかして食料に困っている子供達を助けてあげたいという事でした。そして、そのために私にできる事があるかどうかを考え始めました。まず、私はまだ中学生で学校生活もあるので、その子供達が住んでいるアフリカという遠い国へ直接行く事は非情に困難であるとわかりました。
そこで、なんとか東京在住のままで私なりに何か援助ができる方法がないかといろいろな本やインターネットを調べたところ国連のワールド・フード・プログラム協会という組織を見つけました。その組織では、いろいろなボランティア活動を行っているそうです。
そこで、アフリカで食糧難に悩まされている子供達の支えになればと思い、母を通じて毎月の私のお小遣いを少しずつ寄付したり、私が着ていた衣類などもその協会へ提供したりするといった定期的な支援活動を行うプランをたててみました。その際に、コンビニや自動販売機で何気無く買ってしまうジュースやスナック類を我慢する日を設ければ、寄付金を捻出できると同時に、日頃の無駄遣いを反省することも可能となります。
まだ未成年の私には、このような活動しかできませんが、ささやかながらも寄付金はアフリカの子供達が学校に登校する前の朝食となったり、お昼の給食にもなったりするそうなので、ほんのわずかでも子供達の喜びや希望につながってほしいと願っています。そして、いつまでも長く継続して毎年少しずつでも多くの活動が行えるように、私自身の学生生活もさらに頑張って努力をして行こうと決意もあらたにしています。
さらに、こういったボランティア活動を通じていろいろな事を学ぶ事によって、様々な人の気持ちや状況を理解して思いやりを持って接することのできる大人になって行きたいと心から思っています。
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