2006年 イベント&トピックス
第3回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品
佳作
「飢えのない未来を築くために」
神奈川県 カリタス小学校 5年 玉内 伽奈(たまうち かな)
私は、「飢餓」という言葉を聞いて、遠い世界で起きていることだと感じていました。世界では、毎年600万人の五歳以下の子どもが、飢餓に関連する病気が原因で亡くなっているそうです。飢餓は、貧困や紛争の他、地雷、こう水、干ばつ等の自然災害が原因といわれ、地球の温暖化気候による災害が増えている今、地球の人々が飢えを防ぐ努力をしていく必要があると思います。
では、子どもたちの飢えをなくすためには、どのような援助ができるでしょうか。食べ物を運んであげるというのは、とても簡単なことですが、交通が発達しておらず、戦争の後の地雷や道路すら整備されていない地域では、食糧を運ぶことは難しいと思います。理由は、その土地に適した交通手段を考えることが大切ですが、鉄道や道路を整えるには、多くの時間やお金を要してしまうからです。しかし、早く結果を出すためには、そこに生活する人たちが、力を合わせて食糧を得ていくことが大切です。WFPの食糧援助活動では、学校教育と給食が行われており、その中で、平和や保健、環境教育が進められています。この取り組みは、とても素晴らしいことだと思います。私の母は、14年前にジャイカの短期専門家として、エジプトの家族計画・小児保健プロジェクトに参加したことがあります。その話を通して、私はボランティアは、手助けをするだけでなく、そこで生活している人たちが自分の力で考え、問題を解決していけるように支えていくことが大切だと感じます。
「生きるエネルギー」をなくしている人たちが、温かい食事をし、少しでもお腹が満たせるのは大事なことです。そして、これから、どのようにして食糧を得るのか、栄養を取り入れるために、どんな調理をしたら良いのか等を考え、実行していく力をつけていくことは、未来に通じる希望になると思います。これらを実現するには、水をひき、その土地で栽培できる農作物を選び、研究をし、大人と子どもが一緒に育てていくことが大切だと思います。
次に、地域のリーダーを育てて、最初の目的を引きついでいくことが大切だと思います。子どもの方が、新しいことを受け入れる力があると聞いたことがあります。子どもたちが、学校で正しい知識を学んでいけば、10年後、20年後に大きな成果が出るかもしれません。家のために働かなければならない子どもたちが、安心して勉強できるよう半日でも学校に行ったり、無理なら昔の日本の寺小屋のような所でグループで学び、支えあっていける環境を作っていければもと良いのではないでしょうか。
最後に、飢えに苦しむ人々の状況を知ることができ、これからも色々なアイデアを出し合っていき、より良い未来を築いていきたいと思います。
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