2006年 イベント&トピックス
第3回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品
佳作
飢餓のない地球に 今、私達が出来る事
福島県 郡山ザベリオ学園中学校 3年 佐藤 毎(さとう まい)
『命のうでわ』。私がこの存在を知ったのは、今から3年前、今日と同じ暑い夏の日の事だった。『国境なき医師団』、寺田朗子さんの講演を聴き、今、世界で何か起っているかを学んだ。当時小学6年だった私には、かなり衝撃的な映像と話だった事を、はっきりと覚えている。
それからの私は、テレビや新聞を通し、戦争や内戦、地震、洪水や干ばつ、そして感染症の流行や貧困などにより、安全で健康に暮らせない人々が気にかかり、身近に感じる様になっていた。特に死亡原因の第1位、『飢えと栄養不足』により、毎日25,000人が命を失い、8億人以上が常にお腹をすかせている事実に無関心でいる事は出来なかった。
同じ地球に生まれて、あまりにも不公平な現実。絶望を希望に変える為に今、私達が出来る事とは何か、日頃より一緒に考えていく必要があると思っている。
まず第一に、『ハンガーマップ』などにより、過酷な飢餓の実態を知る事。講演やパネル展に積極的に参加し、世界の出来事、人々の暮らしに目を向ける事だと思う。飢餓の事実を目の当たりにした時、生命の尊さや心の痛みを分かち合い、話し合いの機会を持ち、飢餓への意識を高められればいいと思う。
第二に、自分の日常を顧みる事。一食一食を大切に思い、食べ残しを無くす。家庭からの、廃棄量を最小限に抑える努力をする。
第三に、趣旨を理解し、子供会、バザー、生徒会での募金活動。例えば、はしか等の予防ワクチン2本や、栄養失調の子供に与える栄養食4食を50円で買えることが分かれば、わずかな金額でも、命を救える金額となる。
それから社会にも考えてもらいたい。スーパーやコンビニ、レストラン等の食品ロス率をもっと減らす事。少なく出来る方法を探す事である。
蛇口をひねれば安全で冷たい水が飲める。三食美味しく食べられる。お腹が空けばお菓子だってジュースだって買える。そんな普通の、何不自由ない暮らし。当たり前と思っている生活に改めて感謝し、幸せを感じる。
飢えに苦しむ人々のほとんどが、開発途上国の人々で、3億人以上が南アジアに住んでいる実態。飢餓に直面している人々が、どの様な気持ちで日々を暮らしているかに思いを馳せ、今、私達には何が出来るかを考え、出きる事から行動に移していきたいと思う。小さな笑顔が育ち、幸せに暮らせる様に願って。地球の未来が明るいものと信じて。飢餓をなくし、世界中の人々が平和で生きられる社会になるよう、手を差し伸べていきたい。それは、21世紀を担う私達みんなの、地球規模で取り組まねばならない課題でもあると思っている。
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