2006年 イベント&トピックス
第3回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品
佳作
「子どもの飢え」をなくそう~私のアイデア~
中国 天津(てんしん)日本人学校 1年 渡邊 春菜(わたなべ はるな)
みなさんは幸せではない子どもたちについて考えたことはありますか。私は、食べたいと思った時に自由に食べ物を食べることができます。しかし、この世界にはそれをできない子が大勢います。私よりもずっと年下の5歳未満の子どもたちが5秒に一人、一年には600万人も栄養不足などで命を落としているのです。私がこうして作文を書いている間にも、この世界から少しずつ命が消えていきます。それを想像すると、とてもおそろしいです。この様な現状については、以前から少し知っていましたが、WFPのホームページを見るまではあまり意識したことがありませんでした。
では、私たちはこの様な世界中の飢えた子どもたちに何ができるのでしょうか。まず最初に、この現状を知ることから始めなければならないと思います。現在、私たちの社会では、テレビやインターネットなどの情報網を通じて、世界の様々な情報を簡単に知ることができます。これらの手段を利用し、少しでも多くの人の心に飢えに対する思いを伝え、子どもたちの苦しさや悲しみを理解してもらわなければいけないと思います。世界中の思いが一つとなって協力しなければ、もう間に合わないのです。
現在の日本が一年で残す食べ物の量は約2,000万トン。それは、私たちが幸せとお金を無駄にしていることにつながっていると私は考えます。WFPの調査によると、20円があれば一人分の給食が用意できるそうです。そこで、短期的な解決策として、学校で友だちとの会話の時に現状のことを話題にしたり、道徳の時間などに「飢えた子どもたちの気持ちを考える」という機会を作ってみてはどうでしょうか。そうすると、みんな考えが深まり、基金や他の活動にも、少しずつ目を向けてくれる様になると思います。次に、長期的な解決策は、WFPでも活動中の学校教育の向上が挙げられます。文字の読み書きを習得すれば、子どもには大変な労働以外にも、できる仕事の範囲が広がると思います。そしてなによりも、文字などを学ぶことにより、自分たちのこれからの将来に、自信がつくようになると良いです。
最後に、どんな小さなことにでも、目を向けたその時から、現状に対する思いは変わっていくと私は思います。今、私たちがしなければならないことは、子どもたちを心から笑えるようにすることです。私一人の力は小さいけれど、一人でも多くの人が世界の現状を知り、そして一人でも多くの飢えた子どもたちの未来が明るくなることを願います。
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