2006年 イベント&トピックス
第3回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品
佳作
「一村一品活動の活性化を」
東京都 多摩大学附属聖ヶ丘中学校 2年 宇敷 茉由(うしき まゆ)
私達の暮らしている日本は食べ物に困らず衣服にも困らず、何不自由なく暮らせる国です。戦争もない平和な国です。このような何不自由のない生活で私達はありがたみを感じたことがあるでしょうか。この平和と豊かさを当然のことだと思っていないでしょうか。日本は工業が発達していて今では世界有数の工業国です。しかし国内では天然資源が乏しいため原料が手に入りません。そのため原料を輸入し加工して製品を輸出しています。その原料の多くはアフリカからきているのです。私にとっては意外なことでした。アフリカ以外からの輸入が多いと思っていたのです。輸入品としては、コーヒー豆やジーパン、Tシャツなどが一例です。今アフリカは多くの人々が食べ物も飲み物もなく世界で最も貧困が激しくいわゆる飢餓状態です。アフリカ国内では食料問題より武器のためにお金が使われています。エチオピアや他の国々もその例に漏れず人々が飢えに苦しんでいるのに華やかな政治的式典におしまずお金を費やしているのです。このような状態では飢餓に苦しむ人々を救うことは困難です。その上、アフリカ国々の政府は不安定で国内紛争や不正が横行しているのです。そのため海外の国々もアフリカを助けるのにあまり熱心ではありません。今、アフリカの国々に最も必要なのは、海外からの援助がなくても自分達で生活していける環境をつくること。これが最も必要であると私は思います。ある新聞記事で「アフリカの一村一品の運動を進める」という記事に私は興味を持ちました。一村一品の活動とは、貧困脱却を目指す地域支援策の切り札で一村につき一品その村の特産物を商品化し周辺の国々、海外そして原産国で販売し、生活向上に結びつけるという活動だ。この活動はまさに「自分達で生活していける環境をつくること」といえるだろう。例を挙げるとセネガルのマングローブ林でとれるハチミツ、マダガスカルのピンク色のコショウ。情報の多くは青年海外協力隊から寄せられたもののため、実際に商品化しやすいといえる。めずらしい物ばかりなので周辺の国々にとどまらず海外での消費者も増加するだろう。それは原産国のアフリカの苦しい飢えを救うきっかけともいえる。一村一品運動はとても効果が期待できると思う。人々が働いて収入を得て自立していくのにつながるので素晴らしいことだと思う。日本は戦争で多くの物を失い人々を亡くし、貧困が激しい状態が続いた。しかし経済的発展をとげ豊かな暮らしを築きあげたのは人々の地道な努力でできあがったものだ。だからアフリカ人のエネルギーやたくましさを生かし地域の生活向上に向けて力を注いでほしいと思う。私達に出来ることは、一村一品活動を広めていき多くの人に知ってもらうこと。小さな一品でアフリカの広大な大地が一日でも早く豊かになることを祈っている。
入賞作品リストに戻る
|