2006年 イベント&トピックス
第3回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品
佳作
人並みの幸せを
東京都 日本大学豊山(ぶざん)女子中学校 3年 益川 香(ますかわ かおり)
私の学校では、毎年生徒会による募金活動が行われています。子供達の食料の資金になったりしているのでしょう。ですが、このまま、お金を寄付し続けるだけでは根本的な問題の解決にはなりません。彼らが自分達だけでも生活できるようにしなくてはなりません。自分達だけで畑を耕せるようになり、仕事を見つけてお金を貰えるように支援することが大切だと思います。
そんなことを考えていた私の目に留まったのが、留学生達だけの学校があってそこで農作業を教えているというものでした。これはちょっとお金がかかるのですが、毎日勉強をすることができるし、内容もかなり充実したものです。ここの生徒達が自分の国に帰ってその技術を国や村の人々に教えることが出来れば、いつか私達がお金を寄付しなくても自分達で稼ぐことが可能となります。ですが、この例は国が豊かでないにしても耕すことのできる土地がなくてはなりません。砂漠や、標高の高すぎる山地などでは、そう簡単に畑などを作ることの出来ない土地がたくさんあります。
そこで私が考えたのが、農作物の品種改良です。日本でも使われていますが、味の良いお米と寒さに強いお米を掛け合わせることで寒い地方でも割と簡単にお米を作ることが出来た、という話を聞いたことがあります。品種改良はお米だけではなく、野菜や果物、牛や豚などにも使うことが出来ます。日本は高い技術を持っています。今はちょっと無理かもしれないけれども、多くの研究と努力を積み重ねれば不可能なことではないと思います。それに、いろんな土地に資金が回っているので完全に物を栽培することが出来ない土地でも、きちんと整備をすればまた新しい土地として使うことができます。そうすれば、いくつかの物を使った品種改良によって、その土地に合った農作物を作り出すことが出来ると思います。私は品種改良について詳しい知識を持っている訳ではありませんが、不可能なことではありません。
日本はとても豊かな国です。豊かすぎるくらいかもしれません。今の子供達は戦争を経験したことがありませんので、食べ物の尊さを知りません。よほどのことがない限り、栄養失調で死ぬことはありません。私達にとって飢えはとても身近にあるものではありません。ですが、どんなものかを想像することはできるでしょう。遠い外国の子供達にも人並みの幸せを得る権利はあります。その為の工夫を考えることが、私達に今一番求められていることです。
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