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2006年 イベント&トピックス

第3回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品

佳作

世界の飢餓と日本
暁星学園中学校 1年 米山 大貴(よねやま だいき)

 世界では、飢えで死んでしまう人が一日に4万人、一年間では1,500百万人もいる。飢餓は洪水や干ばつによる食糧不足によって引き起こされてしまうと考える人があるかもしれない。しかし、食べ物は世界に分けても余るほどあるのだ。

 その例として穀物の説明をしてみよう。穀物は世界中に19億トンもある。世界の人口が62億人として計算すると一人当たり306キロもの穀物が食べられることになる。ふつうは一人当たり180キロの穀物があれば良いので、世界には食べ物が豊富にあると考えて良い。なのに飢える人々が出てくるのはやはり、一部で食べ過ぎているからである。

 その一部とは、アメリカ、西ヨーロッパ、日本などの『工業先進国』である。この工業先進国の人口は世界の人口の五分の一にも満たないのだが、世界中の穀物の二分の一を消費しているのだ。特に日本は世界の人口の約2%なのに対し、世界の穀物の11%を輸入しているのだ。しかしこの内僕たちが食べるのは33%位で、ほとんどが家畜の餌となる。牛肉1キロをつくるのに必要な穀物は8キロ、豚肉1キロでは4キロ、鳥肉1キロでは2キロ。つまり僕たちが肉を食べる量が増える程、穀物の消費量が増えるのだ。

穀物だけではない。例えばエビ。エビは日本が一番輸入している。エビは主にトロール網でとるが、海でとるだけでは足りなくなり、東南アジアやオーストラリアでは、マングローブを切るなどして養殖池をつくって、エビを大量に育てている。このやり方は自然が破壊されるだけではなく、マングローブの林は本来魚が育つ場所なので、現地の人たちが食べる魚がとても少なくなってしまう。僕たちが食べるエビの陰には、沢山の問題があったのだ。

いままでの説明から、飢餓というのはよく考えてみると天災ではなく、人災が関係しているのだ。しかも日本が原因で起こる飢餓も多い。だから僕たちが変われば、飢餓で死んでしまう人は少なくなるのではないだろうか。

さて、そのために日本は何ができるだろうか。今、日本はたくさんの食物を輸入している。つまり日本は自給自足できないのは確かだ。しかし過剰に輸入し過ぎていないだろうか。だから、日本は必要な量だけを輸入すれば良いのではないだろうか。それに日本がたくさん輸入してしまうのは、人々の自分勝手な需要があるからではないか。だから、自分たちにできる事は、おいしいものばかり求めない、そして食べ物が足りない人たちがいるのだから、食べ物をムダにしてはいけない、とういうことである。そうすれば、飢餓で死んでしまう人が少しでも減るのではないだろうか。

参考文献:世界と地球の困った現実

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