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ホームイベント&トピックス>作文コンクール 入賞作品

2006年 イベント&トピックス

第3回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品

佳作

人々に手をさしのべるような感覚で
静岡県 静岡大学教育学部附属浜松中学校 2 年 杉本 荘(すぎもと そう)

 この地球上では5秒に一人の人間が栄養失調で亡くなっている。そして、8億3,000万人の人々が飢餓で苦しんでいると知って愕然とした。この事実を耳にした時、自分の中で何かしなければならないと決意で漲っていた。

 そもそも、何故そのような差が生まれるのだろうか。飢餓で苦しんでいる人が多い国を探してみると、殆どがいわゆる、発展途上国である上に、赤道以下全般、アフリカなどに集中していた。歴史と関連づけると、19世紀から20世紀にかけて、植民地となっていたのである。先進国は植民地の奴隷たちにとても依存していたが為、国内の文化が乱れ、今日のような現状に至ったのではないだろうか。けれど、ぼくたちにとってはこれだけ贅沢な食事を毎日している為に、慣習化してしまい、毎日三食摂取することに有り難さを感じないでいた。その上、好き嫌いを言って食べ物を捨てるといった、自分の振る舞に対して腹がたった。

 では、自分になにができるだろう。いきなり現地へ行って食べ物を配るなんて、高が知れている。何人か少数に尽くしてあげることはできるけれど、多くの人が幸せにはならない。

 まず、自分にできることはないかと考えたとき、現状を知るということが大切ではないだろうか。最近では、情報社会の発展により、簡単に様々な情報を瞬時に得ることができる。そうしたものを利用して、危険に晒されている人々の現状から訴えかけているメッセージをキャッチすることが第一だと思う。

 次に、それを多くの人々に伝えるということ。多くの力が集まれば、とても大きな力になることは間違いなく、例えば募金で集まったお金で学校の給食が食べられるようになるということも可能なのだ。ぼくの学校では、年に4回スピーチを英語でする時間があるのでより多くの人に伝える機会である。生徒会を通して学校全体でも支援活動をする。過去にもそういう募金活動にチャレンジしてきた。

 けれど、いちばん大切なのは、相手を思い遣れるそんな寛大な心だとぼくは思う。見掛けだけでも心が伴わないと、無意味なものになってしまう。みんなが平等で苦しみのない世界がどれほど人にとって嬉しいことか。真の平和を自分たちの手でつくりあげていきたい。そんな感情がいつまでも心の中にずっと留めていきたいと思う。そして、自分たちにできる、食べ物を粗末にしないという根本的な所から心掛けていくことで、貢献していると思うし、学校や地域単位でそうした状況に対応する、手をさしのべるような感覚でやっていけたら望ましい。

 はやく、今苦しんでいる人々の顔から笑顔を見たいと思う。

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