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ホームイベント&トピックス>作文コンクール 入賞作品

2006年 イベント&トピックス

第3回 WFP生徒作文コンクール 入賞作品

佳作

飢えで苦しむ子供たちを救うために
台湾 台北(たいぺい)日本人学校 3年 渡辺 佑太朗(わたなべ ゆうたろう)

 私は、自分が飢えで苦しんだ経験がない。正直言って、ひもじい思いすらしたことがない。スーパーに行けば、いつでも豊富な食べ物がすぐに手に入る。しかし、同じ人間としてこの世に生まれながら、飢えに苦しんでいる同じ世代の子供たちがこれほどたくさんいるという事に目も向けず、その苦しみすら気づかずにいたことを、今はとても恥ずかしく、申し訳なく思っている。

 私が世界の子供たちの飢餓の現状について知るようになったのは、サッカー選手であるロナウジーニョが出ているWFPのホームページだった。飢餓についてのクイズに挑戦して知ったことは驚くことばかりであった。
 
 世界では、飢えと飢えに関連する病気で一日に2万5,000人の人々が、そして3、4秒に一人の割合で人が亡くなっているというのだ。

 同じ地球上に住んでいるのに、何という不公平さだろう。飢えで一番最初に犠牲になるのが、15歳以下の子供たちであるということもとても悲しいことだと思った。

 ハンガーマップを見ると、経済的に苦しい状態にある発展途上国、また雨が少なく農作物が育ちにくいアフリカの地域で、飢えで苦しむ人々が多いことがわかる。

 どうしたらそのような地域で飢えに苦しむ人たちを救うことができるのだろうか。

 まず、第一に飢餓で苦しんでいる人たちが地球上に約8億5,200万人もいるという事実を、もっと世界中の人々に知ってもらう必要があると思う。私もそうであったように、有名なスポーツ選手や芸能人が呼びかけていけば、自然にみんなの関心も高まってくると思う。そして何よりも、一刻も早く飢餓で苦しむ子供たちに、援助用の食糧を届けなければならないと思う。ただしこれは、一回だけ港まで運べば良いというものではない。定期的に確実に目的地まで食糧を届けなくてはならないのである。しかし、今は石油の価格が上がっている、輸送にかかる費用が一番の問題だと思う。そこで輸送費にあてるのだという目的をきちんと理解してもらって、世界中の豊かな国の人々に募金を呼びかけてみてはどうだろうか。私たちでも、学校に募金箱を設置し、小遣いの中から少し募金することで、飢餓の地域に食糧を届けることができるのだ。

 飢えで苦しむ子供たちが普通に人間らしく暮らせるようになるために、私たちはじっとしていてはいけない。
 国を超えて協力していくことは、豊かな国に生まれた私たちに与えられた使命なのだから。

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