ホーム > 世界の飢餓とWFPの食糧援助活動
これは飢餓状況を表したもう一枚の世界地図「ハンガーマップ」です。
栄養不足人口の割合により国ごとに5段階で色分けされています。飢餓人口の割合が最も高い赤色に分類された国では、全人口の35パーセント以上もの人々が栄養不足の状態に陥っています。この地図によると、国民の3人に1人が栄養不足状態にある国が、世界に20ヵ国以上もあり、特にアフリカ大陸や、中央アジアに集中しています。
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| 栄養不足人口 |
栄養不足度 |
| ■ 35%以上 |
非常に高い |
| ■ 20〜34% |
やや高い |
| ■ 5〜19% |
やや低い |
| ■ 2.5〜4% |
非常に低い |
| ■ 2.5%未満 |
極度に低い |
(c) WFP |
ハンガーマップは、WFPが国際連合食糧農業機関 (FAO) の統計に基づき作成したものです。
参考:栄養不足人口の算出方法 (FAO「世界の食糧不安の現状 2003」より)
- 国内の食糧生産、貿易、在庫から供給されるカロリーの総量を算出する。
- 年齢別、男女別に必要なカロリー数と年齢及び性別人口比率により、平均最低必要カロリーを算出する。
- 供給される総カロリー数をその国の人口で割る。
- 食糧へのアクセスの不平等を考慮に入れて分配に関する係数を算定する。
- 当該国の中での食糧供給の分配状況を構築するため、上記の情報を組み合わせる。次いで、食糧摂取が最低必要量以下の人数の割合を計算する。
- この比率に人口を掛けると栄養不足者が得られる。
ハンガーマップナビ
WFP日本事務所ホームページでは、WFPが援助活動を行っている国や地域の基本情報や、WFPの活動概要をインタラクティブにご確認いただくことができます。>>「ハンガーマップナビ」はこちらから
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info@jawfp.org
数字が語る世界の飢餓
日本に暮らす私たちの身の回りには、たくさんの物が、そして食べ物があふれています。一方、慢性的な飢えに苦しむ人々の数は、世界中で8億人あまり。
ここで、様々な「数字」をキーワードに、世界の飢餓問題とWFPの活動をご紹介します。
世界の飢餓
飢えと栄養不足は、世界第1位の死亡原因です。(データ:WHO 世界保健機関)
飢えと貧困によって、世界では毎日2万5000人の人々が亡くなっています。(データ:FAO 国連食糧農業機関)
世界には、全ての人々が食べるのに十分な食糧があります。それでも、8億人以上の人々が常にお腹をすかせています。(データ:アメリカのNGO、Bread for the World Institute)
飢えに苦しむ人のほとんどが開発途上国に住んでいます。サハラ砂漠以南のアフリカでは、3人に1人が飢えています。(データ:FAO)
飢えに苦しむ人々のうち、3億人以上が南アジアに住んでいます。これは、アメリカとオーストラリアの人口を足したよりも多い数です。(データ:Bread for the World Institute)
貧しい家庭では、収入の70%以上が食費に当てられます。アメリカの平均家庭では、10%ほどです。(データ:世界銀行)
貧しい国々における食糧不足の最大の原因は干ばつです。きちんとしたかんがい設備を整えることにより、穀物の収穫高を4倍まであげることができます。(データ:FAO)
子どもの飢餓
世界では、5秒に1人の子どもが飢えに関連する病気で命を落としています。(データ:FAO)
アフリカでの子どもの死亡率は、ヨーロッパの8倍です。栄養不足が主な原因です。(データ:医学雑誌、The Lancet)
世界では、毎年600万人の5歳以下の子どもが、栄養不足と飢えに関連する病が原因で亡くなっています。(データ:UNICEF 国連児童基金)
ビタミンAの不足により、毎年100万人の赤ちゃんが死んでいます。(データ:UNICEF)
先進国で、1人が食べ物に使うお金は、1日平均1,000円です。WFPが行う食糧援助は、1食平均30円です。(データ:WFP)
WFPは毎年平均して80ヶ国で、5,600万人の子どもを含むおよそ9,000万人の人々に食糧を支援しています。(データ:WFP)
WFPは過去40年間で、世界の貧しい人々12億人に食糧を届けました。(データ:WFP)
平均約20円で、子ども1人1食分の学校給食を支給できます。(データ:WFP)
WFPの調査によると、学校給食を支給することにより、出席率が100%アップし、学習の成果もあがります。(データ:WFP)
100円玉1枚で、3人の難民に1日分の食事を届けることができます。(データ:WFP)
毎日毎日、WFPの航空機20機、トラック5,000台、船40隻が、世界各地で食糧を運んでいます。(データ:WFP)
WFPの「食糧」援助 − 「食料」 vs. 「食糧」
WFPの日本語名称「国連世界食糧計画」の表記には「食料」ではなく「食糧」という漢字が用いられます。これは、WFPの活動の本質を端的に表しています。辞書で2つの漢字の意味を調べると、「食料」が一般的な食べ物を表すのに対し、「食糧」は特に米・麦などの主食となる食物をさす、とあります。
飢餓と貧困の最前線で活動する国連機関、WFPの食糧援助は、通常1日1食。援助食糧は、現地の食習慣を考慮し、食生活を変えないことを基本に決定されます。また、輸送のコストを抑えるために、なるべく近隣の地域から調達します。
援助物資の中心となるのは、@トウモロコシ・コメ・小麦など主食の穀物に、A豆類、B食用油の3つ。豆でタンパク質を補い、油でエネルギーを補給します。これに、栄養価の高い混合食糧(小麦やトウモロコシと大豆の粉を混ぜ、ビタミン・ミネラルを強化したもの)、塩、砂糖が加わります。そこで、「食糧」の漢字が用いられるのです。
WFPのシンボルマークもまた、この援助の本質を表すものです。1987年、カナダのグラフィックデザイナーによりデザインされたこのロゴは、トウモロコシの実、穀物の茎や稲穂を力強く握っている手をデザインしたもので、物資を送り、そして受け取るということを表現しています。これらの穀物は、開発プロジェクトを実施している大陸でWFPが配給する代表的な食糧です。そして、それぞれの指は、援助国とWFPが開発援助を行っている3つの大陸を表しています。
>> WFPの活動に関する詳細はこちらから (WFP日本事務所サイトへリンク)
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