国連WFPの母子栄養支援にご協力ください。
子どもは命を宿してから最初の1,000日間=2歳までの間に十分な栄養が
摂取できないと、健康や脳の発達に影響を受け、一生取り返しのつかないダメージを受け
ることがあります。また、健康な子どもに比べて病気による死のリスクも高まります。
子どもは命を宿してから
最初の1,000日間=2歳までの間に
十分な栄養が摂取できないと、
健康や脳の発達に影響を受け、一生取り
返しのつかないダメージを受けることが
あります。また、健康な子どもに比べて
病気による死のリスクも高まります。

- 80万人以上
- 毎年、妊娠中の栄養不良が
原因で亡くなる新生児の数

栄養不良が関係する割合

いる
5歳以下の子どもの数
国連WFPの母子栄養支援とは
自然災害や紛争などの緊急時、飢餓にさらされやすいのはお母さんと幼い子どもたちです。
お母さんの栄養状態が子どもたちに大きな影響を与えることから、国連WFPでは子どもたちだけでなくお母さんへの支援も同時に行う母子栄養支援を実施しています。

お母さんへの支援
お母さんが妊娠中に栄養不良だと、生まれてくる子どもは既に栄養不良の状態です。
妊娠・授乳中のお母さんには通常よりも多くの栄養とエネルギーが必要なため、栄養価の高い食糧を提供します。

子どもへの支援
子どもへの支援はお母さんのお腹にいる時から始まり、生まれてからの子どもには特に質の高い栄養が必要です。
幼い子どもでも食べやすく、簡単に栄養を摂取できる食糧を配ります。
お母さんと子どもたちに
配られている主な食糧

- 微量栄養素を
含んだパウダー - ビタミンやミネラルなどの微量栄養素をたっぷり含んだパウダー。通常の食事にふりかけることで必要な栄養が摂取できます。

- 栄養強化ペースト
- 栄養素やカロリーが詰まったペースト状の食べもの。容器から直接食べることができ、少量でも必要な栄養を摂取できるようになっています。

- スーパーシリアル
- 妊娠中や授乳中のお母さんには、大豆やトウモロコシにビタミンやミネラルをブレンドしたものが配布され、必要な栄養素を摂取できます。
国連WFPの母子栄養支援にご協力ください。
国連WFPの栄養支援に
よって救われた命
マリ中央部では例年6月から9月に穀物の収穫量が減少します。しかし気候変動の影響によりその期間が例年より長く、食糧の蓄えが底をつく事態が発生しました。
1歳の子どもアリくんを育てるファンタさんは、毎朝ひと握りの穀物を粉にしたものと、近所で採れた葉っぱで家族の食事を用意しますが、それだけでは充分な食事とはいえず、アリくんは頻繁に体調を崩しました。「3日おきに5キロ離れた病院へ行っています。彼はとてもやせ細り、下痢も止まりません。」
国連WFPは他の支援団体と協力し、栄養不良により命を落としかねない6ヵ月から23ヵ月の乳幼児や妊産婦を対象とした支援を開始しました。「国連WFPの栄養支援のおかげで息子の具合は良くなり、体重も増えました。」とファンタさんは話します。
国連WFPの栄養支援により、5ヵ月後には48人いた支援対象の子どもが5人にまで減少しました。

国連WFPが行った
母子栄養支援活動
(2017年)

あなたの寄付でできること
※一例。地域やプログラム、為替レートによって変動します。
※国連WFPへのご寄付は、寄付金控除など税制上の優遇措置が受けられます。
※ご寄付の金額は任意です。
国連WFPとは

国連WFPは、飢餓と貧困をなくすことを使命とする国連唯一の食糧支援機関です。
災害や紛争時の緊急支援、栄養状態の改善、学校給食の提供などを活動の柱に、毎年平均80ヵ国で、女性や子どもなど9,000万人に食糧支援を行っています。
2017年は、世界83カ国で9,140万人以上に食料を届けました。

南スーダンの空に開くパラシュート。戦争や劣悪な道路事情のため陸路で届けられない地域には、飛行機からの空中投下による食糧支援も行っています。